ものおもう
寒い日にはクラシックをかけてウィーンにいる友人のことを思い出す。
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彼女は、うーーーんと昔からピアノを愛していて、いつのまにか
彼女=ピアノ
と皆が認識しているくらい、ピアノと一体化していました。
あれから十数年後のいま、
彼女は、遠く離れたウィーンに留学し、ピアノの勉強をしているのです。
人間って弱い生き物ね、なんて、自分の怠惰を言い訳にそんな言葉を使って
みたり、
目標を失ったり(というか自分が保てないだけだけど)、脱線したり、
って、私はいつもそうなのだけど、
彼女はこうやって音楽の本場のウィーンにきてお勉強してて、
言葉も文化も気候も価値観も食べ物も違う国で、
たった一人で日本からやってきて、紆余曲折しながらも頑張っているって
本当に、すごいパワーの持ち主だと思う。
昔から彼女の弾くピアノには、力強さ、というか言葉では表せないパワーであふれていて、
そういうパワーって違った形ででも感じられていたのけど、
今もなお持ち続けているそのパワーって、それも、天性の才能なんだろうな
と、
先日、彼女とメールをしてそんなことを思いました。
頑張っているって本当に素敵。
そんな彼女は、ベートーベンをこよなく愛しています。