in the moonlight

ゆれるバスの中で、毛布にくるまり、
太陽の日差しを浴びながら、

ベートーベンの

『月光』

を聞いていた。


これは、月光が大好きなジャックマイヨールに影響されて、のことだけど
心を落ち着かせたいときに、聞いている。
そうすると、とても落ち着く。



それから数時間後。



車を運転しながら、
寒空に光々と光る、

『月光』

を見ていた。


いつもは真っ暗な山道が、青白く明るい、そして力強い。
そんな幻想的な景色をみながら、


彼のことを考えていた。





それから数時間後。



『月光』

を通して、二人はつながっていた、ことを知った。


幻想的で、それでいて現実的。



嬉しくて、涙があふれた。