理由がある
記憶の儚さ、
花の命の儚さ、
蝋燭の炎の儚さ、
人の気持ちの儚さ、
なんてよく言うけれど、
「儚い」とは何か...
記憶が消えないように、写真におさめ、文字として、コピーをして、
残す。
日々を大切に。
これは、とっておきの方法。
記憶は、誰にも邪魔されない、確固たるもの。良いことも悪いことも。
花の命、ドライフラワーにして、生花とは違う美しさをいつまでも。
様々な環境に耐え、形を残したままいつまでも人を癒すことのできる、
唯一の生き物。
蝋燭の炎、燃え尽きたときの、蝋のたれ具合を見て、その芸術さに
儚さよりも、美しい炎だったと、思う。
結果よければ、良し。
けれども、
人の気持ちは、束の間で、人や物事や環境に影響され、むなしく散っていってしまえば、
それで、お終い。
「儚い」
私にとって、
人の気持ちほど儚いものはない。