おかっぱ姉妹

おかっぱの姉がいる。
よく「姉妹みたいだね」っていわれる。

容姿だとか、考え方だとか、感じ方とか、
私には及びません、申し訳ないって思う。


だけれども、本当は、

それが、私はとっても嬉しかったりする。



おかっぱ姉は、いつも私の話をちゃんと聞いてくれる。
下手な私の言葉もちゃんとひろって聞いてくれている。
ちゃんと私の話を覚えていてくれる。

だから、アドバイスしてくれたことが、すんなり私の中に入ってくる。

それが、私にとって、とても大事なことだったりする。


友達関係でも恋人関係でも、
「想われている」感が大切なんだと思う。


それを、口に出して伝える人もいれば、しぐさで伝える人、
伝えるという気持ちが相手になくても、その人の佇まいや
何気ない言葉や行動でこちらに伝わってくることもある。


おかっぱ姉は、それらすべてを自然と使っている。
使うというと、なんだかニュアンスが違うんだけど、

とにかく、彼女からはごく自然に、

「想われてる」感が十二分に伝わってくる。


だから、私は、とても救われる。
だから、私は、彼女ととても距離を近く感じる。



反対にそれがない人とは、とてもとても距離を感じる。


「距離」


これは、私の中でとても大事なことで、大学の研究テーマともした。


些細なことで、その距離は遠くもなり近くもなる。

単純な私は本当に些細なことで、距離を遠く感じたり、近く感じたりする。



ここ最近また色々考えることがあったけれど、

はて、自分自身はどうなのかと考えてみた。
因果応報、といえば、大げさかもしれないけれど、
自分自身の行動故の相手の態度、ということもある。


自分自身が相手にとってどうであるか、

客観的に自分の行動を見直すこと、

相手に想われるには、まず、自分自身、

だということにたどりついた。




それは、おかっぱ姉と話したことによって、考えられたこと。






ダンディだとか、店長だとか、うわついたことも言っているけれど、


私にとって大切な人、大事にしたい人、必要な人、信頼出来る人、



         大好きな人



は、もっともっと身近にいるのです。