ごろすけ家族

「梟はいまか眼玉を開くらむ
ごろすけほうほうごろすけほうほう」

                    北原白秋


六花亭

の何が好きかと言えば、もちろんお菓子だけれども
それよりも、あの粋なお菓子の名前が好き。
そして、坂本直行のあの絵が好き。
そしてそして、中札内美術村が大好き。



「おふたりで」
は大好きな人と二人で食べたくなる。
「おふたりでゆっくりお食べなさいな」と、おばあちゃんに
言われているみたいで、なんだか、あなたとわたし、わたしとあなたね、
と、この場合、お友達でも彼でもいいのだけど、お似合いのおふたりと
言われているみたいで、なんだか、嬉しくなる。


「どこかで春が」
綺麗なお花と春の匂いをのせた風がふいている、地元の川を思い出す。


「雪やこんこ」
しんしんと降るそのさまはやっぱりうっとりする。
うちの猫はストーブの前でまるくなっているのだ。


「霜だたみ」
登山で霜だたみを踏んだ。さくさく。さくさく。
霜だたみという名前をお菓子でしったけど
この感じ、六花亭の霜だたみみたいだーとその時に思った。


「どんぐりころころ」
どんぐりどんちゃん


「ごろすけふーふー、ほーほー、ぴーぴー」
お気に入りは、ごろすけぴーぴー。これを食べたときの衝撃ときたら。
ごろりんとした、あのお顔もにくめない。
1番のおすすめ。



これらのお菓子を手にとると、思い出の場所が頭に浮かんだり、
大好きな人のことを思ったり、季節の中でみた素敵な情景を
思い出したり、色々な妄想をしてみたり、
するのです。
なかなかないと思う、こういうこと。



中札内の美術村やリッチランドに書かれたこどもの詩には、毎度、涙を流す。
かわいんだよ、とっても。
こどもの発想って本当に驚くことばかり。
だから、一緒にいてわくわくするんだな。
色々なことを体験して、そのこどもの頃の感性がなくなっていく
淋しさも感じたり。


そうそう。

縷縷日記

縷縷日記

感化されて始めた、交換日記。順調にすすんでますよ。