北海道のろうそく屋さんから三軒茶屋にある rain on the roof  で行われている
古本喫茶の案内が届いた。


上京していた彼とのんびり電車に乗って行ってみたのだけど、
東京にいながらにして、北海道にいた頃とおんなじ珈琲の匂いと古本とろうそくと、
ゆったりとした時間が流れたこと、本当に驚きだった。感謝感謝。



夜はふらりと焼き鳥屋さんに入った。

写真はその焼き鳥屋さんの人気店員さん。
なぜか現像したら写していたのだけど、この写真をみるとそのときのことがよく思い出せて、
なんでもない写真だけど、嬉しくなる。


その焼き鳥屋さんで、
ところせましとカウンターに座って、隣の素敵にかっこいい叔父さんと仲良くなる。

50代半ばのその叔父さんは、おしゃれなジャケットを身にまとい、
リコーのカメラにモレスキンiPhoneに万年筆に、と
ただ者じゃないと思わせる携帯品を携えていて、それに、なんといっても佇まいが素敵で、
ダンディで、私たちはその素敵な叔父さんに釘付けだったのだけど、私の銀塩カメラがきっかけとなり
お話することになった。


その叔父さんは私たちをとても褒めてくださって、そのリコーの写真で私たちをぱしぱしと
写してくださった。


後日、彼の元に届いたその写真を見て、ひさびさにツーショットの私たちの顔は
とてもいい笑顔だったのです。


東京にきてから、丸めた背中をしゃんとすることも出来ず都会の雑踏や仕事で
日々の大事なことを紛らわしてきてしまったのだけど、
ここ数日でどこかに迷いこんでいた自分を取り戻すことが出来たような気がする。