くちなしの花


甘い匂い吸い込んでは心くねらせて
秘密はただ僕のために青い空のうえ
影を落とす長い坂の途中で
触れてみたならすぐに終わってきっともう届かないから
花の向こうに君が見えたら何を話そう
くちなしの丘のうえで




                            くちなしの丘/原田知世music&me






甘い匂いにつられて入ったお花屋さんで、初めてくちなしの花を
みました。
匂いから想像が出来るように可愛い白いお花と綺麗な緑の葉っぱが
とても愛らしく一瞬で釘付けになりました。
シャンプーや石けんでかいだ匂いではありましたが、本来のお花が放つ
匂いは汚れがない、といった感じ。


海外産の安い鉢植えもありましたが、丁寧におじいちゃんが育てている、という
日本産のものを手に入れました。


ジャケットの影響なのだろうか、なんとなくこの原田知世さんのcdは水色が似合う
爽やかな五月に聴くことが多いのだけど、

この日はすっきり気持ちよい晴れた日で、第一にこのアルバムを選択し、電車の中で聴いていました。

それもあって、くちなしの花、と聞いてすぐに飛びついたのかもしれません。


すっかり日が落ちた帰りの電車で、今度はくちなしの花を片手にまたこの歌を聴いたの
でした。



6畳一間の部屋はくちなしの花の匂いでいっぱい。


少々弱っていた体も心も満たされて、

梅雨を迎える準備は出来ました。