我が家の近くにはのんびりくつろげるカフェなるものがない。

それも一つの理由であるが、

お酒を飲みながら、おいしいご飯に舌鼓をうち、ほろ酔いになって帰宅、

というのも、しごとで疲れた日には一つの癒し方法である、と知り、

「いっぱい」やるために、一人居酒屋に行くのだ。


私はそこで何をしているか、というと、

必ずカウンターの隅っこに座り、お酒を片手に、串を片手に、
置かれている日経新聞を隅々から読む、か、
持参した雑誌や小説をたて真ん中で折りコンパクトにしたうえで読みふける。


のである。


トントン、ジュージュー、ザワザワ、と料理をする音も、人の談笑も
心地よい音となる。



私は、何か勘違いしている人のように映るのだろうか。


と、他人様の目が気になることも、ある。



手紙こそ書かないが、カフェと同じく、なんとも癒される空間の一つなのだ。