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本州で院生をしている友人が帰省しているため、久々に会った。

いまの充実さが全身から溢れて出ていて、ますます磨きがかかっていた。

とにかく尊敬する彼女、ついつい話込みました。

志をもって、日々頑張る姿の美しいこと○


坂道が大変だから、と原付きを借りているとのこと。
しかも、ヘルメットはフルフェイス。
その姿が滑稽で大笑いしていたら、
「UVになるかなと思って」「安全でしょう」「風もへいちゃらよ」
などとポジティブ発言。
そういうところが何とも好きなんですよ。


まーまー、そんな感じで相変わらず彼女は頑張っていて、
私の怠惰な生活を振り返る良いきっかけに。



「勉強なんて大嫌い」

なんていわずに、勉強しなくちゃなー。


後学こそが人としての成長を手助けしてくれるのだから。





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だからってわけじゃないのだけど。

ひやっとする風、流れる薄い雲、見透かされているような青くて高い空

を見ていると考え事もちらほらと。


むしょうに将来のことが不安になることがある。

たいていは、両親と姪っこと私のことについて。

相変わらず実感はないのだけど、ふとしたときに、あの時のことを
思い出す。

二度とそういう場面に遭遇したくない、きっと今度は私は逃げ出して
しまうに違いない。

ひとりの私に自信がない。