赤い月にはうさぎ

些細なことが原因で、気を許せなくなった友達がいた

もともと、合わない部分はあったのだけど、それは人間として関わる以上は当然だと思っていた(いる)ため、まぁ、それはそれ、という具合な感じで、それよりも、尊敬できる部分がある人だったので、私はいつも、その彼女の尊敬する部分に惹かれていた

でも、あるときに、ちょっとしたことで、ほんとうにちょっとしたことで、彼女に対する気持ちがなくなった

きっと、彼女はそれに気付いていないくらいに小さなことといえば、そうなんだけど、一気に彼女から遠ざかった

そういう関係になって、一年以上は経過した、つい最近

彼女から葉書が届き、数日はへぇーなんて気にもしていなかったけれど、なんだか、お礼を言う気になったので、メールをした
今までもメールや葉書はきていたのだけど、それに対して何も感じることはなかったのに、何故か、ふと、お礼を言うきになった

それに対して彼女からのレスポンス  近況をつづっている

をみて、なんでかわからないけれど、この一年以上の彼女に対する気持ちが、ふーっ、と、消えた



また、仲良くなれるかな、なんて思ったりもした


単純なわたし


時間がたち、よくよく今日の出来事を考えてみた、いま
彼女への気持ちが戻ったのは、きっと、そのメールから、私の彼女の尊敬する部分を感じられたからなのかな、と思ったりもする
きっと、一年前は自分のエゴで彼女から遠ざかったのかもしれない


イドやらエゴやらスーパーエゴやら心理学で習ったけれど、
そんなことはさておき、

私をとりまく人たちがいるからこそ、こうやって生きているんだな、と

感謝して生きたいな、友達を大事にしたいな、

とふと思った