夏がきて、
光合成をしてめいっぱいに広がる葉をみて、にんまりとする。
おっきくなれおっきくなれ、とお水をそそぐ。
秋がきて、
葉が茶色になる。
かりかりになった葉をみながら、
これから、一時お休みになるのね、
と優しい言葉をかける。
冬がきて、
葉が落ちる。
枯れ木だけになり、もう生き返らないのではないかと、
いささか心配になる。
だけど、だまって、見守る。
春がくる。
二月になるいま時期になると、さきっぽのちっこい芽に気付く。
そうすると、緑の葉っぱが出るのに、そう時間はかからない。
呼吸しているんだなぁ、生きているんだなぁ。
こんなどんちゃんの四季を見て、かれこれ5年目。
大事に大事に育てるんだ。