葉っぱのフレディ
とりあえず現実逃避したくて、大好きな町へ。
寒い日が続いたここ数日。
紅葉を楽しむ人々をいいなぁと思いつつ、今年は私は見れないなぁと
諦めていた。
けれど、車を走らせること、数十分。
開けたそこは、紅葉真っ盛り。
色とりどりの葉っぱが舞い踊るそのあいだを
くぐるように車を走らせて、
私の胸も躍る。
こんな見事な木々をぬって車を走らせたのは、初めてだ。
北海道で1番好きかもしれない国道243号線。
が、真っ黄色。
少しずつしか姿を見せない屈斜路湖は、
いつものように、静かに佇んでいる。
いつもここを通ると夢か現かわからくなる。
だから、好きなわけだけど。
そして、いつもの場所にたどりついて、いつもの人を見て、にんまりとする。
少し背伸びして、彼の淹れるmochaをオーダーしてみる。
それを片手にお手紙を書く。
沢山のお客さんでごった返していたお店も、静かに。
そこで、流れだした曲は、
アン・サリー、disney girls
もう、なにもかもが幸せで、両手でほころんだ顔を覆った。
明日から、頑張れそうな気がした。