Сахалин
20:40分 銀河ステーション発の汽車に乗るため、
私はユジノサハリンスクにいました。
この日は、居待月で、見上げた空にはぼんやりと青白い月が
うかんでいました。
日本で眺めた満丸の十五夜からたった数日しか経っていないのに、
私は、サハリンにいるのです。
乗り込んでしばらくすると、静かに汽車は動き始めました。
車室の中から空を眺めると、キラリと光る星が一つ。
反対側にはやっぱり綺麗なお月様。
待ちに待った銀河鉄道の旅の始まりです。
、、というのに、私は、ひどい眠気に襲われ、こんこんと、寝入ってしまったのです。
気付けば、600キロ以上も離れた町へ
着いた町は真っ青な空が広がっていました。
まるで、四次元に引っ張られたような、そんな体験。
そんなわけで、とりためてきた写真を。