見上げた空にはおつきさま


おとなりさんの紫陽花がいい具合にドライフラワーになりつつあるのを
毎日毎日通勤途中に、いいなぁ、と眺めていた。

このあいだの紫陽花はうまいことドライにならずに、悔しがっていたところで
それでも、あじさいのリースを作りたいという好奇心は捨て切れず、
意を決してお隣さん宅に、あじさいをください、と門を叩いたのです。


そこへおばあちゃん。
「たんと持っておいきなさい」と。

お言葉に甘えて、沢山いただいてきました。


うまいことドライになってくれればいいなぁ、と大事に育てています。




さて。

連日お天気が続いているこちら北海道。
空が高く、夕刻には決まって燃える太陽を見ることができる。


昼下がりには、心地良い風がカーテンを揺らし、ごろりーんと寝転んで
空を見たりなんかして、そろそろ森も黄色に染まる頃だなぁと
秋の散歩を計画したり。


そんなときに、彼からのメール。


「今日は湖に行きたい天気だったね」と。


こういうところでお互いの気持ちが重なると、どうしても、彼と出会えて良かった、と
思ってしまうのです。




ちょうど、私も、金の鳥が舞う湖畔での散歩を空想していたから。